終わったー!&ちょっと来い

哀愁的東京 (角川文庫)
重松 清
角川書店
売り上げランキング: 24273

たまには聞いたことある名前の人の本も読まないと、と思って買ったはずが・・・
去年の夏に買って昨日までうだうだ読んでました。疲れた。
だーって、めちゃめちゃすげーって思ったけど、哀しいんだものー!!
主人公の進藤はすごくいい。シマちゃんも素直で可愛い。ピエロ二人可愛すぎ。
ただ、ストーリーの主役となる毎回のゲストたちが・・・お、重い。
いや、面白いんだ。ただ重すぎて、全然先に進めなくなるんだ。
最後の最後までハッピーエンドにさせてくれないっつーか、リアルだから哀しいっていうか。
ん、でも私も東京にこんなイメージがあるんだよなあ。哀しい、哀しい。


そして、もう一冊。これも随分昔に買って、今まだ読んでる。

日の名残り (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ
早川書房
売り上げランキング: 21487

執事、という職業に惚れます。すごい。執事の仕事ってすごい。
もしかすると「執事」だけでは足りないかも。イギリスの執事、と言った方がいいかな。
イギリスの風景や歴史全てひっくるめて、執事スティーブンスのなんと上品であることか!
「執事萌え〜」とかなんとか言っている奴はちょっと来い。「黒執事」読んでる場合じゃないぞ。
いや、まあ「萌え」るかどうかは分からんが・・・
って、別にこの本は「執事っていいよね」っていう本ではないですけど!
昼下がりに庭で紅茶とスコーンを用意して読みたいな。無理か。