うおおおおおおおジャイキリうおおおおおおおお

ジャイキリ19巻が面白くて大変なことになっちまったので感想書く。
最初はついったーにうだうだ呟いてたんだけど、1ページずつ食い入るように読んでたら長くなった。

GIANT KILLING(19) (モーニング KC)

GIANT KILLING(19) (モーニング KC)

以下感想。ネタバレ注意。(予想以上に長くなって自分でも吃驚しました本当に注意)







モーニングフェア参加店で購入したのでポストカードがついてきました。
本誌の表紙にもなってたけど、本当にいい絵だなあ。ロゴと吹き出しの加工も好き。
名前がどうしても分からない選手が最後尾に5人ほどいらっしゃる。コーチ陣もよく分かってないしな。
まあ無理に覚えなくても、彼らもきっと活躍してくれると信じてます。俺達はひとつだ!
ステッカーもたまんないよなー!・・・まあ、個人的にはミサワ絵の彼らが浮かぶわけですけどね!


雨の神戸戦、1点差のなか後半戦。こういう緊張感があった方が面白いんだよねー。
前の札幌戦でダレてると思っちゃったのは、きっと「チームを信じてる」という意思表示の代わりにギャグが散りばめられていたからなんですよね。ETU内に流れる和やかなムードにこちらがやきもきしていたというか。
なんだかんだでジャイアントキリング(大物食い)を楽しみにしているから仕方ない。
それから、1話ずつかなり詳しく説明・解説した感想を書かれているブログ様があって、そこを読んでからはキャラクターだけでなく彼らの動きも気にするようになりました。
朧気ながら、各選手が今ピッチのどこにいるのかを掴むことができるようになった・・・ような。
椿が裏取られたところは、相手ボールの動きながらかっちょいー!と興奮しました。

  • #178

前巻で椿の不調に見切りをつけたように思えた監督の「信じてやんよ」発言は、漫画的展開としては、お前を信じる!みたいなありがち表現かもしれない。
でも、ここはやはり村越とのやり取りとその後の表情の変化を見たからこその猶予だと思いたい。
まあ、手元に18巻が無いから描写の確認できないんですけどね・・・
村越さんに檄を飛ばされてからの椿の復活劇すごい。マイボールを主張するときの必死な顔!
最後のコマは椿の足元だけ。7番が見えるからこそのゾクゾク感。たまらん。
あと、ジーノのナルシズムと夏木の的外れなツッコミは笑った。
「王子!いい所いた」「守備サボってたらチャンスにつながった!」ってのもね(笑)いいなあOKKO。
178〜#179の絵が本当に笑っちゃって、でも雨の日大嫌いな王子も気分が乗るとイケるってことの証なのかな、と。
それにしてもこのナルシズム溢れる顔!さすが王子!

  • #179

1コマ目から足元アップの椿の顔が3ページ目にしてようやく見える、というのがまたいいですね(その間に入るタッツミーの真剣なカットも素晴らしい)。
どんな言葉も後ろ向きにしか捉えられなかった椿が、ようやく前を向く。
今までもらった信頼や期待を返そうとして、でもシュートは外してしまって、ゴール裏は落胆の声で。そうして彼がまた下を向きかけた瞬間に聞こえるちびっこ応援団の声援…そこから始まるスカルズ、ゴローさん、皆のツバキコール。涙出た。
ここで「俺なんか」という言葉を使っちゃうのが椿らしいんだけど、それでもサポーターの声援ってのは大きな力になったんですよね。イイハナシダナー(´;ω;`)
ここで雨が上がったということは王子の出番か?と考えてしまうのはETUサポだから仕方ない。

  • #180

試合前からこんなに丁寧に扱われる敵チームは大阪以来(そして程度としては山形の方が上であると思う)で、山形はこれからも脅威となり続けるのではないかと今からわくわく。
試合は・・・丹波さん交替、堀田→丹波のパス、二人をひきつけて椿にパス、後半で交替したばかりの細川を抜いて前まで突っ込んでから後ろのジーノへ、そして・・・きよかわあああああああああああああああああああああああ!!!
ホント、まさかの清川っすよ・・・清川まじ清川・・・
丹波さんが交代する前から赤崎→椿でずっと右を攻めてきて、勿論相手もそれを分かって重点的に守っていたところでジーノ(ここで左側の選手を正面まで引き寄せてるんですよね、くーっ)、そして左の清川へ。ピッチを俯瞰で描いたコマが完全に右寄りの展開でね・・・清川(ドフリー!)溜めなしのゴールでね・・・いやー、鳥肌立った。すごい。
これは#180〜#181のヤバイ顔した清川も許すしかない(笑)
ところで前話から登場しているサックラーがかわいすぎてびっくりする。なにあの36歳。
自分より年上の選手に手を掴まれて照れていやがる・・・想い人はタッツミー・・・かわいいなおい。

  • #181

清川ゴール後のはしゃぎっぷりが異常。ベンチのガミさんが「両手で」来い来いってしてるのがほんっと・・・首の後ろをがこっと抑えられて全員にバシバシ叩かれて(おいそこの便乗してる18歳最年少上田w)ガミさんガミさんガミさんすきすき・・・
更に監督に叩かれてピッチ内の選手にも叩かれて(世良には蹴られて)散々だけど良かったなあ!
清川を見るときはどうしても石浜の影が脳裏に浮かぶんですが、これなら甲府戦でも熱いマッチを見せてくれるんじゃないかと期待も高まります。よしよし、もっといけ清川!
しかしタッツミーとの握手、絶対嬉しいよなあ。監督と選手の関係がしっかりと作られている(今までのETUには見られなかったものだと思う)ことがまた嬉しいです。あと私も握手したい(真剣)
その後の試合も、佐野さんのセーブがあったりナッツのシュートがあったり(手前にジーノがいるのがいいですね)。引き分けたけどいい試合でした。
さて、藤澤さんの笑顔が素敵。美人だなこの人。そして・・・スイーッ(笑)モノローグ読みながらもしやと思ったら案の定だよ!さすがだよ椿!すっごい顔でへこんでる椿の後ろで呆れた様子のコッシーがまた面白い。締まらないなあ。
山形戦に椿が出られないってのはすっっっごく残念。でも今回かなり目立ってたし、椿に特攻させるという同じ流れを持っていくのではなく、また違ったETUの戦い方を見られるのだと思うとそれはそれで楽しみ。
その山形はというと、サックラーのモチベート(って言うらしいですね、初めて知った)が素晴らしい。
かなり好感を持てる相手ですよねー山形。面白い選手多そうだし、雰囲気もいいし。
サックラーはチームを纏め上げる監督としては頼りない(チームを引っ張り纏める役は既にケン様やメンデスがいる)けど、戦略家として、選手の第一のサポート役として、やはり欠かせない存在みたいですね。
・・・そしてかわいい担当でもある。ケンサクすぎて怖い(おい)

  • #182

『届くんだ……!俺達の応援は…ちゃんと選手に届くんだ…!!』
想いは伝わる。返される。見たかよ、ちびっこの興奮で震えた体、ゴローの輝いた顔。
年甲斐もなくウオーッて叫んじゃってさ。10年前に戻ったような顔しちゃってさ。
サポーター冥利に尽きる。ちょっと泣いちゃったじゃないか。
18巻の予告から期待していた展開。これは分裂したサポーターがまとまる日も近いのかもしれないですね。
ドリさんについては、治る怪我でよかった、と安心したのが一番。
試合後のGMの表情、翌日集まった選手の様子が怖くて、もう引退するのかと思った。
しかし、何故GKが3人もいるのか・・・素人考えだと2人でよくね?湯沢かわいそうじゃね?と思ってしまったわけで。やっぱり育てるからには必要なのかなあ。
でも、世良や広報も言ってたけど、怪我や引退がない限りは滅多に交替しないポジションで、何年もサブとして燻らせているというのはかなり苦しいだろうなあ、と思ったり。
そして最終的に「達海かっこいい」にオトす後藤GM(笑)達海好きすぎだろお前。
そしてドリさんの自虐ネタやめたげてー!(笑)全然冗談に見えなくて宮野くんかわいそうわろた。

  • #183

タッツミー、今夜のおやつはポテロング。勿論横にはリーグジャパンチップスとドクペを忘れずに。
そして背景ベタ塗りのかっちょいいシーンで「アサックラー」
・・・。さすがだよタッツミー。深夜に一人で大爆笑だよ。しかもその後言い直すし。
ピッチに向かえば当然のように練習している椿と遭遇。気合いの入った椿にほっこりしつつ、「ああっ!!俺がたくさんミスした試合だ!!」「いつもだろそんなん」「ええっ…!!」「メンドくせーな早く言えよ」とかは面白かったんですけど(笑)
とにかく「ピッチには発見がある」ようで、椿の指摘したミスの多い選手が対山形の戦法にどう絡むのかが気になります。
若手の宮野、補強した殿山・ガブリエル、ベテラン勢も全員入ったラストがいい感じです。
そしてオチも忘れない。荷物まで存在感薄いってどういうことなの(笑)

  • #184

最初は記者二人の試合前考察から入るわけですが、さりげなく大阪の不調を指摘。
ついでに話には出てこないけど大阪の相手は見覚えあるぞ!城西だ!つまり東京Vも大阪と引き分けるくらいに調子を戻してきたというわけですね。こういうの分かると楽しいし燃えます。他のチームがどういう動きなのか分かったらいいのになあ。
で、かっこいいコマの直後に大転倒するサックラー。どじっこ過ぎてどうしよう。山形のマスコットキャラこいつじゃね。鹿じゃなくね。考え直すべきですよ山形の広報さん。
まあそれは半分冗談として・・・山形の雰囲気を見ていると、やはりサックラーは監督というよりコーチ、マネージャーに近い気がします。ケン様とメンデスがいい選手すぎる*1
試合当日の監督同士の握手がまた熱い。ここまで丁寧に描かれたんだから面白いゲームになるはずだ!とテンションも上がります。そして・・・
(いい歳した大人がタッツミーとサックラーって…この人達なんか変だ!)
で す よ ね 。

  • #185

(ううっ!鼓動が速い!それになんか息苦しい!!)
サックラー、人はそれを恋と呼びますよ・・・(遠い目)
憧れの人と言葉を交わしただけで酸素スプレーを欲するタッツミー厨サックラーがかわいい。
ガミさんの「達海さん」呼びっていいなあ・・・とにやにやしつつ、コッシーの円陣掛け声がかっこよくて痺れつつ。選手の表情が引き締まってすごくいい。前回は引き分け続きの辛い時期に山形と当たったわけで、今回こそ勝って欲しい。
メンデスを見て顔色変えたナッツが気になるところだけど(変な方向に気合い入って空回りしそうで怖い・笑)、きっとそれも乗り越えてくれると信じて。
世良くんの走り出しがいい感じに決まったところで終わり。
・・・そして#185〜#186オチの山井記者(笑)おっまえ、ほんとかわいいな!10年前の気持ちを取り戻したのはお前も同じなんだな!

  • #186

いきなり攻めまくるETU。精密なパスを送るジーノ、声を出して攻めの姿勢を見せるナッツ、堀田のヘッド、石神さん。石神さん。石神さん。
もうやだガミさんかっこいい・・・ううっ・・・なんなんあのコマ・・・
振った右腕がコマからはみ出してさ。ボールの軌道も次のコマに繋がってさ。ちゃっかり下側にはタッチするはずの相手側のユニフォーム見えてるしさ。ツジトモ先生すげえ、と口あんぐり。
その後も猛攻は続いて、時計を見れば試合開始からたった5分。すごい。
で、山形選手の言う通り、これは山形の守備がいいから防げてるんだよね。そこもすごい。
ここまでショートコーナーできたんだから、終盤でぐいっとロング放ってゴール決めて欲しかったりもします。作戦なのかなー。いや、でもサックラーはそこも見通してしまいそうだなー。
今回のオモシロ選手は丸岡、マッチするジーノに乗せられてますが、サックラーが選ぶスタメンなんだから何か持っているはずなんですよね。丸岡も、菅野くんも。そこは怖い。
最後はミストラップした夏木とマッチングしたメンデスのカットだった、ということは、今節は夏木がメンデスの大きな壁を乗り越えられるかどうかが肝となりそうな予感。
ただの推測だけど、椿がミス多いと言ってた選手もメンデスのことなんじゃないかと思ってるんですよ。どうにか崩せていけたらいいなあ。ナッツの成長にも繋がるぜ。
そして#186〜#187のオチ、王子の静かな怒りこええええええええええええ(笑)

  • #187

メンデスつええ、菅野&丸岡絶対この後爆発すんぞびくびく・・・って感じ。
そして相変わらずケン様はモチベートうめえ。こういう人がいるチームは強いだろうなあ。
タッツミーの言う「自分の長所を出した思い切りの良いプレー」ってのは分かる。
メンデスもそうなんじゃないかな。ドリブル下手なんじゃないかという勝手な予想の元だけど、そのフィジカルの強さは守備の大きな要になりうるし、カウンターでロングボールを放り込めばスピードのあるFWが駆け出してくれるわけで。
世良がタッパないテクないだから走る、という消去法でここまで来たように、山形の選手もそれぞれが自分の持ち味を生かしてプレーできているんじゃないかなー・・・とか思ったりして。や、ホントはったりだけど。
何はともあれナッツに乗り越えてほしい。絶対お前がキーポイントなんだよ夏木!
ところで・・・タッツミーが松ちゃんに手厳しいよー!(笑)
松ちゃんのキャラ設定はどの辺りで確立したんだろうか。初めは普通のコーチだったはずなんだけどなあ。丸顔でとぼけた表情ってのも少しずつ出来上がってきたデフォルメ絵なんですよね。いつかきちんとコーチングしてる松ちゃんが見たい(笑)

  • 次回予告

NEXTのコマにいるのって丸岡・・・?
もしそうだとしたら意外と戦術に長けた選手なのかもしれんよ。
それから24番タッツミーがいるぞちくしょー!18歳タッツミーが出るのは分かってるんだ!19巻で出るかと思ったのに入らなかったんだ!うう、早く見たいよー若タツ
サックラーが達海猛という選手の大ファンで、彼の動き(考え)を全て網羅しているならば、それは最大の資料になりますよね。なんといっても相手の監督の考えが読めれば、そのチームの戦略だって見えてくるはず。勝てるのかタッツミー・・・
と思ったら次のコマで爆睡するタッツミー。起きてくれwww
で、最後のメンデスの台詞からすると、前半ではどちらもいい動きを見せられず0−0なのかな?で、少し弱気になったサックラーにメンデスからの「だからサクラも我々を信じろ」。うーん、気になる。既に20巻が待ち遠しいです。





・・・ねえ。長くない?
1ページ1ページを味わうように読んで気付いたこと書いてたらこんな長さに・・・
まー、それだけ楽しかったということですよ。清川、椿、いいぞもっといけ!!

*1:こういうところからETUが崩せるものはないかな・・・例えば土壇場で両チームが戦法変えて、山形はもたつくけどETUは監督への信頼が厚い(厚くなりつつある、が正しいか)からすばやく切り替えていける、とか・・・まあ、それは無いか。