感想

母の友達が貸してくれた本の中に三毛猫ホームズを見つけました。
面白くないだろう、と何の根拠もなく思ってました。

うん、なかなか良い!
まず、面白くないだろうと思っていたのには訳があります。前に読んだ赤川次郎作品がおもんなかったからです。

ふしぎな名画座

ふしぎな名画座

これが泣きたくなるほどアウト(私の中ではね?)だったので、「いくら有名でも相性ってあるんだなー」って。
いや、ドラキュラの話は確か唯一楽しかった作品。でも、それ以外がかなりダメダメだったんです。
でも三毛猫ホームズはいけるみたいですね。良かった良かった。
まず主人公の名前がイイ。
あの、本気で思ってます。片山ってすごく好きな苗字です。
石津さんもいいですよね、名前が。私「片」「山」「津」って文字が元々好きで・・・って何語ろうとしてんだろうか。
あと、主人公が刑事なのに血がダメだったり、主人公より飼い猫の方が頭良かったり、ってのも面白い。
石津さんと晴美さんの馴れ初め(ん?)、片山さんが刑事になった理由、片山さんの辞表、片山家の父・・・知らないことが多すぎて全然意味分かんないですけど、そのおかげでこのシリーズを初めから見たいと思えました。
実際、猫が何考えてるのか分からんからしょうがない、と全部を持っていくことについてはちょっと楽してるかなーと感じましたし、もう一度読み返してみたらまだ解決されてない謎が多数あっておいおいおいって思いましたけど、その着眼点はやっぱり素晴らしかったです。

にしても、小説に出てくる探偵や刑事は大変ですね。行く先々で事件が起きるんだもんなあ・・・まあ当たり前だけどさ。