本家より抜粋その7


・・・んー。
最後だし、こーんな阿呆らしい話を一日60人も見て下さっていたということでww
なんかちょっと・・・小話でもしようかね。あとがきとかそういう感じのを。どうせ書くこともないし!

えっとですね、インスピレーションは、裁判所で最後にハルヒが涙をこぼすシーンからです。
先に「心の涙が溜まるプール」が出てきてたので、今そのプールに涙が落ちたんだな、と。
その瞬間、ガラス玉の水滴イメージ(文中に出たアレです。拙過ぎて読み返せない・・・)が浮かんで、ぐわーっときちゃって、思わず画面に向かって言いそうになったんです、「泣くな、ハルヒ」って。
そしたらこの「泣くな、ハルヒ」が私の中ですごい勢いでぐるぐる回り始めて、次第にその言葉を口にした人物が鏡夜先輩になり、そういえば彼はプールの横にいたな、プールの管理人だったりしてね、管理してるんだったら涙が落ちる瞬間も分かるんじゃない?じゃあ裁判所に証人として来ていた彼は咄嗟に口からこぼしてしまっただろう、「泣くな、ハルヒ」と!!・・・とまあこんな感じで一気に出てきちゃいました、いろんなアイデアが(妄想とも言う)
一番書きたかったのはそのシーンだったのだけれど、ガラス玉も帽子屋も書けたし、まあいいか。

ええっと、帽子屋は個人的に気に入っていたキャラなので、どうにか書けて良かった、と一安心。
帽子屋って「髪が長いね」と言っていた通り、あの世界で唯一ハルヒを知っている、っていうイメージがあって(まあハニー先輩もスカートの話はしてたけど)、そういう面として出しておきたくって。
でも環も帽子屋もキャラ的に難しい人だったので、すごーく悩みました。序盤の早起き環くんも、実はすっごく悩んでました、ええ。悩んだ割には失敗してますけど(遠い目)

「君にこの仕事が与えられたのはなーぜ?」について。
答えはねー。うーん・・・鏡夜はハルヒのお母さんだから? ←決して不思議ちゃんではありません
鏡夜は、自分の立場をよく知っている人だと思います。多分、読者(又は視聴者)と同じくらいに。
部員の心情の変化も全部把握してるんでしょう、頭良いから、あの人。
当然、ハルヒと環はラブコメ要因だから最終的に良い仲になるであろう、と気付いている。
たとえハルヒに気があったとしても環には適わない、それに自分は天真爛漫な環も嫌いじゃない、だから「お母さん」として徹底して環の手助けをする。
無駄な努力はしない、そして、自分の周りの好きな人達を幸せにしてあげたい。そんな人。
もし環があのプールの管理人だとしたら、きっと冷静にはいられない。どうにかして涙を止めようとする。
でも鏡夜なら、そんなことしない。文字通り、ただじっと「見守る」ことができる。
ハルヒは、心配してもらっていろいろされるより、じっと見守ってもらう方が嬉しそうですし。
心配するのは環の仕事、俺はせいぜいそれを横で見ててやるさ、みたいな感じでしょーか。
まあ答えは人それぞれですし、帽子屋はめちゃめちゃ意味深に言ってたけど、原作アリスの通り、ただの「答えのないなぞなぞ」かもしれません。それをどう読み解くかは読者の自由!

夢の中の鏡夜の記憶からハルヒだけが抜け落ちている理由。
・・・ない。
これも結局は、答えは人それぞれってなもんです。ただ、私の中に答えはないってだけさ。

む〜、こんなもんでよろしいかしら。
ひっさしぶりに長い文を書いたもんで、戸惑いはあったけど大部分が楽しかったです。
今後の私の課題は、ちゃんと最後まで決めてから書き始めること、ですね(笑)行き当たりばったり過ぎる。


勢いに乗ってボツネタ〜。帽子屋の答えのないなぞなぞです。

 「なぞなぞー。仕事があるのはなーぜだ?」
 「金の為だ」
 「即答か・・・さすが、鏡夜は夢の中でも鏡夜だな」
 「恐れ入る」

いやーほんと、これでこそ鏡夜ですよね♪自分の書いた話の中の鏡夜は完全偽者ですよ。
コレ入れたかったけど、シリアスな話だったから雰囲気的に無理だったんだよね・・・