感想1

江戸の恋浪人
江戸の恋浪人
posted with amazlet on 06.06.11
江崎 俊平
春陽堂書店 (1991/08)
売り上げランキング: 920,328

の、感想。



知っていたんですけどね・・・うーんやはり抵抗がありますよ、
「天はニ物も三物も与えちゃってる」人は・・・
こういうお話には多いんですってね、頭よくて顔良くて強くて優しい万能な人が。
本当はリアルな人達が動いているお話が好きなんですが、そこは割り切っていかねば。
で、お話として。
200年間の恨みがピーンと来なかったのですが、あの時代なら無くもないかな、うん。
隠れキリシタンですからね・・・まあそのくらい恨みがあってもしょうがないか。
少し悲しかったのは、主役の伊太郎を目立たせるあまり、三十郎のキャラクターが不安定になってしまっていたこと。最初は「鬼同心」とまで言われて悪党を震え上がらせたポーカーフェイスキャラだった筈、なのに最後では完璧にヘタレ化。というのも、伊太郎がいいとこ持っていきすぎなんです。おかげで失敗は三十郎に全て押し付ける形になってしまう。本当に鬼同心って呼ばれてたの?と怪訝に思ってしまうくらいに。良いキャラだったのになあ、途中で興醒めしてしまった。


ん、でもね。主人公カッコイイから許す!
だってだってカッコイイんだもの伊太郎さん!
なんだあいつ!イナセなんだよチキショー、渚まで噂走るよめっ!!
こんな人がいたら、絶対惚れてしまうでしょうなー・・・素敵だー。


ん〜、このくらい・・・初めて読むジャンルなので、分からないことばかりです。この辺で勘弁っ。