「マシュマロとハッカキャンディー」

の、感想です。
別に劇団サイトに書いてもいいんですけど、まあ、いいじゃない。
1時間半くらい前に到着。・・・のはずが既に前3列は埋まってました。すごい人気。
姐さんが前に出てきて「Now Loading...」の青看板を出すと緊張は一気にピークへ。
そして、「たかがゲーム」の中で、小さなお話が始まります。
(長くなるので敬称略)



ええと、あらすじ書こうかと思ったけど、別にこんな場所で誰が見るわけでもないので省略。
知りたい人は「劇団ショコラ」で探せば出てくるかと。レッツ検索。
で、私がショコラが好きだからって甘いことなんざ言いません。あしからず。
劇があれば、劇団員は劇団員、お客はお客。私はお客としてびしびし言います。これぞ客の特権。
・・・あ、途中でなんやかんや言うとりますが、その団員さんが嫌いとかそういうんじゃないんで。団員さん全員好きなんで。役の話なんで。そこんとこよろしく。(何を)



面白かったです。久しぶり2度目の舞台、満足です。
何が良かったって、演出がすごーく上手になってらっしゃって驚いた。
陽が落ちるとかそういうの、時間計ってやってるんですよね・・・プロかと。
私にとって今日の一番ツボに入った演出*1は、キャラメルティア(以下キャリー)が帰ろうとしたときに、ウッディが「ちょっちょ、待って!」と止めた、あのシーン。
キャリーが歩き出す、ウッディが喋る、キャリーの前まで走っていく、これらの間隔がピッッッッタリでした。驚いた。
マウスでかちゃかちゃ動かしているとは思えないほどリアルな間でした。良かった!


では、ここからはお話の方へ。
一番残念だったのは前回公演を見ていなかったこと。まあこれは私が悪いのですが・・・
だから、私には先生が「変態先生」ではなく「哀れな先生」に見えてしまったのですね。
元変態の部分がなかったので*2分かりにくかったところがあります。
おかげで・・・というかそのせいで、後のキャリーがどれだけ悪者に見えたことか!
特にウッディとキャリーが話す場面。ものっそ悪女ですよキャリー。
終わったことは終わったことだとさばさばしているキャリー。きーっ!
そしてキャリーの「振るほうが億千万倍辛いわよ!」というセリフでついにかっちーん。
いや、まあ私が振る立場に立った経験は少ないけどさー!それ違うだろーがよー!
振る方がとか振られる方がとか、そういう問題じゃない。
恋が終わる。それはどっちにとっても辛いこと。「どっちが」なんて言うのはおかしい!
でもね、その後キャリーは「良いも悪いもない」みたいなことも言ってたんで、この人結局何が言いたいんだろう、どっちが本心なんだろう、と思って混乱してしまいました。なんなんだ。
それから、その時裏で聞いてた先生が納得するのもおかしい。
ウッディが翌日晴れ晴れとしちゃってるのもおかしい。
あの説明で分かったのか・・・私は分からなかったよ、シズクって何だいシズクって。
彼女の話は抽象的で曖昧で、なるほど本読んでる人間だな、と変な方向に納得したほど。
・・・っだー、やっぱ前回公演見りゃ良かった!そしたらこんな思いせずに済んだのにー!!
もっとキャリーの気持ちも分かって、キャリーにキレる必要なんてなかったはずなのにー!!
・・・あ、でも話が面白くなかったというわけではありません。
適度に笑いがあり、ちゃんと起承転結(ウッディ・先生が立ち直る)があり。
ただ、その立ち直り方がなー。あのキャリーの言葉で立ち直るか?ふつー。



さっ、あとはちょこちょこと。
先生とウッディの行方ですが・・・どうなるんでしょう?
結局誤解も解けてないし最後先生はウッディ君追いかけてくし。マジでししたぬ?(笑)
それから女生徒は良い!(笑)「予鈴が〜」と言いながら視界を横切る場面に爆笑。
さらにちょい役の保険医。獅子なのであれはオカマさんですか?それなら嬉しい。
あの口調!キャー!ツボですツボ。あの人メインでもう一本書いてくれませんか姉さん。






・・・最後に。まあ、大体他の感想でも書かれることだとは思いますが、私も一応。


ウッディかっこよすぎ。


超カッコイイです。惚れます。
でも舞台終了後に盗み聞いた話によれば、彼はトモロクしない派だそうだ。
でもそんな孤高なあなたも素敵。遠くから見守っています。かっこいいかっこいい。

*1:いやまあ偶然だったかもしれんが、私は演出と信じる

*2:劇中でもキャリーからの手紙でちょろっと出ただけ