感想3

近松秋江の短編集を読んでいたのですが、あまりにも文体が難しすぎて断念。
こういうのもすらすら読めるようになれればいいのになあ・・・悔しけり。
そんでもって、今は「江戸の暴れん坊」を読んでいます。山手樹一郎作。
上下二冊に分かれているとはいえ、行間も広くて読みやすいです。
又四郎さんの話が二段分けのちっさい文字だったんで、それに比べれば!
いや、まあ長いお話もそれはそれで面白いんですけど。
正直言うと、上下に分けるくらいならもっと行間詰めて一冊にしろやーい、と。
まあ読みやすいので良し!
さてさて、まだ上の半分までしか読んでませんが、早速感想でも。


うーん、面白い!いい感じですー。
やっぱり主人公は水戸黄門タイプ(偉い人が民間人に化ける、的な)ですが、
もうそんなことはどうでもいい。カッコイイから。(結局それ)
それに今回の女は惚れっ気たっぷりって訳でもないみたいで、そこが嬉しい。
そしてお夏と木更津屋のやり取り!いやーナイスですね、この二人。口が悪い!「畳屋」で大爆笑。
まだ四分の一しか読めていないので何も言えないんですけどねー。今はいい感じです。
にしても、なんでこう、女は引き際を知らないんだろうか。「道中俺と一緒に行くのは危ない」って主人公が言ってるのに、いやだの離れたくないだのと一点張り。アホらし!*1

*1:自分がぶりっ子できないからって僻んでるわけじゃないよそうじゃないよ